これから始める方なら知っておきたい
ゲイの婚活適齢期。何歳から始めるべき?

  • 2022.08.06

恋愛・結婚

「真剣に付き合える彼氏を探そう」そんな風に思う瞬間は不意に訪れるもの。
婚活の先に合法的な結婚制度というゴールはなくても、将来を見据えた彼氏探しをする方が急増しています。

今回のコラムではゲイの婚活適齢期を検証します。
あまり意識したことが無いという方も多いと思いますが、ぜひ参考にして頂ければ幸いです。

婚活適齢期とは?ゲイの価値観で婚活のタイミングを検証

婚活適齢期という言葉は結婚に焦る女性の魂の言葉のようですが、男性同士の恋愛でも婚活に適した年齢はきっとあるはずです。

ストレートの男女とゲイ男性とでは交際に対しての意識やスタンスは異なりますが、果たしてゲイ男性の間でも婚活適齢期というものはあるのでしょうか。 今回のコラムではそんなリアルなゲイ男性の婚活時期を真面目に考察していきたいと思います。

そもそも、ゲイに婚活適齢期なんてあるの?

婚活に妊活に美活、最近は朝活なんて言葉もよく聞きますね。
何かに意識を向けて一心不乱に行動することが活動の定義ですが、今回ターゲットにしている活動はズバリ婚活です。

結婚を見据えた婚活をしているゲイ男性はあまりいないかもしれませんが、婚活の意味、そしてその出会いのタイミングを見極めることは、パートナー探しにも大きく貢献していきます。

ここでは婚活やその適齢時期の基礎知識を整理していくので参考にしてみてくださいね。

そもそも婚活適齢期とは

婚活適齢期とは結婚適齢期を混同する方も多いと思います。
婚活適齢期は、真面目な恋愛や結婚を視野にいれた交際をする上でのタイミング、時期のことを指します。

ゲイ男性の場合は同性結婚ができない為、婚活適齢期には馴染みがありませんが、真剣な出会いを探したいという思いを胸に彼氏探しをしている方は少なくありません。

婚活の先にあるゴールはは同棲やパートナーシップ、または養子縁組を結んだり互いの親に紹介するなど十人十色。

ゲイ男性の場合は漠然として見えにくいですが、男性との出会いの確率が高まる時期、つまり婚活適齢時期はゲイのパートナー探しにも少なくない影響力を持っているのです。

ゲイが婚活適齢期を意識すべき理由

ゲイ男性が婚活と単なるアバンチュール探しを混同してしまうと後々痛い目に合います。自分が何を求めているのか、そして婚活のタイミングをしっかり定めることで自身の恋愛スタンスに合致する相手との出会いの可能性が高まります。

男女の恋愛ほどではないですが、やはりゲイ男性にとっても見た目や年齢、職業や経済状況などはある程度、恋愛関係を築く上でも影響があります。

ゲイ男性の好みはかなり細分化されている為、若ければいい訳ではありませんが、なあなあのまま彼氏探しをしていも長い付き合いができる男性とは出会えません。

現在の出会いのプールは10年前、20年前と比べても多岐に渡る出会いの場が用意されています。文通に伝言ダイヤル、掲示板の時代を経てアプリやゲイ男性用の婚活サービスまでが利用できる時代です。

ゲイ友、アバンチュール、単発のデート相手等のカジュアルな出会いを排除し本気の出会いを願うなら自分の恋愛観に基づく出会いの時期を上手くキャッチすること、そして前向きな気持ちで出会いに望むことこそがキーポイントになることを忘れないでください。

検証!ゲイの婚活時期は何歳頃なのか

前項では婚活の定義から婚活適齢期を考える重要性について解説してきましたが、ここではもう少し踏み込んでゲイの婚活に適したタイミングについてを考えてみましょう。

恋愛に対して何をゴールにしているのか。それぞれの思い描くパートナーとの関係性は異なりますが、真剣な交際を望む方は婚活に力を入れるタイミングを大切にしてみることからスタートしてみませんか。

ゲイ男性の婚活適齢期は広い

ゲイ男性の婚活適齢期は女性のように妊娠や出産というイベントがないこと、そしてストレートの方のように結婚を前提にすることがない為、比較的婚活適齢の時期は設定しにくいものです。

ただ男としての魅力が高まる時期というものがありますよね。
社会的に出世街道を突っ走って昇進した時や資格や国家試験などに合格し充実した日々を過ごしている。またはジムに通って理想の身体を手に入れた時など。

自ずと男性自身が魅力的に見える時期と言えますので、そんなタイミングでの婚活はより自信に満ち溢れたものとなります。

人生設計はそれぞれ異なるので婚活に適した時期を把握することは難しいですが、各々の仕事、プライベートの充実度に合わせて本格的な彼氏探しをすることは一種の目安になってくるでしょう。

また酸いも甘いも経験した20代を乗り越え、落ち着いた生活を送れるようになる30代、または経済基盤がより強固なものになる40代も婚活しやすい時期と言えます。

以前の考え方を蒸し返せば、「婚活は若いほど有利になる」のが常でした。
しかし昨今はゲイ男性も若さや外面の美しさ、初々しさだけに注視するのではなく、色んな角度で男性の魅力を評価しています。

男女カップルのように「結婚後はマイホームを」「早く子どもを作らなければ」などの責任は伴わない場合がほとんどなので、自分がそろそろ落ち着いた恋愛をしたいと思ったその瞬間、そのタイミングを見逃してはなりません。

ゲイ婚活、タイミング合わせの注意点

交際をスタートして数カ月、1年程度で同棲やパートナーシップなどまで駒を進めるゲイカップルはそこまで多くなく、内縁カップルのような存在になるまではやはり数年以上の交際期間が必要です。

その為、婚活を意識する時はそのスタート地点だけに意識を向けるのではなく、数年後に考え得る二人の関係を想定することも大切です。

特に婚活を意識するカップルにとって、互いの恋愛に対する価値観の違いは致命的になるので、婚活時にはタイミングと共に相手の恋愛観を確認することを忘れないでください

またもう一点注意点を挙げるとするならば、いくら好みの範囲が広い場合でも50代、60代に差し掛かると、将来的な不安要素や価値観の共有などの面からマッチング率は低下することもあります。

婚活マーケットは40代、50代にも広く門戸を開いていますし、年配の男性が好みという方ももちろんいますが、相手ありきの婚活であるということを意識し婚活に望むことも大切になってきますよ。

まとめ

婚活適齢期、そんな時期を意識することなく、通り過ぎる駅のように見過ごしてしまうゲイ男性が大半だと思います。

何度も言うように現在の日本では同性結婚が合法化されていない為、ストレートの男女のような結婚を前提にした交際相手を探すゲイ男性は少ないのが現状です。

しかし昨今は地方自治体によるパートナーシップ条例の輪も広がり、ゲイ男性に寄り添った婚活サービスが充実してきました。

そんな背景を考慮にすると、真面目な交際相手」「将来を共に歩めるパートナー」探しをする際は、より前向きな気持ちで婚活に望むのと同時に、その時期やタイミングを見極めることに注視すべきです。

それぞれの生活での優先順位は異なると思いますが、時間的、経済的な余裕を上手く天秤にかけて、自分なりの婚活のタイミングを見失わないようにパートナー探しをしていきましょう。

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この記事を書いた人

橋本ウサ太郎

橋本ウサ太郎
新宿二丁目の元バーマネジャー、海外放浪の末、年下スペイン人男性と同性婚。
スペインの田舎町で悶々とした日々を送りながら平和に暮らすゲイ。
アメリカでの代理母出産により二人パパになる予定の三十路ライター。
好きな言葉は、「ペンは剣よりも強し」。

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