日本でゲイカップルが住みやすい場所とは?
住みやすさの条件やトップ3の都市も紹介

どこに住んでも、慣れてしまえば『住めば都』になるものです。
田舎に住んでいたら田舎なりの良さに触れることが出来ますし、都会には都会の便利さがありますよね。

今回はシングルのゲイ目線ではなく、同性カップルが安心して住める憧れの街を徹底検証。巷のゲイカップルたちはどんな場所に熱視線を送っているのでしょうか。

多様性への歩みより=住みやすい街

たかが住む場所かもしれません。
そこが「終の棲家」になるかもしれませんし、トラブルしか生まないパンドラの箱にだってなり得ます。

あまり意識していないという方も多いと思いますが、今回の記事ではゲイカップルにとってストレスフリーで生活ができる場所を解説していきます。そもそもゲイカップルにとっての住みやすさとは?という根本の疑問からオススメの居住エリアまで徹底解剖していくのでぜひ最後まで読んでみてくださいね。

ゲイカップルが住みやすい場所の基準とは

どのような街に惹かれるのかというのは一人一人の生き方や価値観、仕事環境と密接に関わってくるので、いくら同じ町に住みたいとかもしくは同棲したいと思っても、そう簡単に引っ越しができるわけではありません。

しかしカップル同士のQOLを向上させるためにも、やっぱり住む場所にはこだわりたいものです。ここではまずゲイカップルにとっての住みやすさを最優先事項にして、どんな基準で住む場所を決めるのかについてを解説していきたいと思います。

ゲイカップルの住まいトラブル

衣食住の「住」にに対しての比重の置き方はそれはそれぞれの男性で異なりますし、仕事や家族の問題などで、おいそれと引っ越しが出来ない方も多いと思います。

SUUMOが調査したところによると、LGBTQの方は新しい引っ越し先を探すにあたって、地域住民との軋轢など様々なトラブルに悩まされていることが浮き彫りになりました。

シングルのゲイ男性の場合はそれほど大きな問題を抱えるケースは多くありませんが、ゲイカップルの場合はパートナーが双方の家に泊まりに来たり同棲することも少なくないため、住まいについて不満を抱いたり、引っ越しを考えるケースも多いそうです。

ゲイカップルが「住む場所」で重視すべきポイントとは

カップルが離れて暮らすのか同棲を視野に入れているのかによって、住みたい街の候補は異なってくると思います。

まず一番に大切なのが自分達の優先順位を明確にすることで職場への通勤時間や家賃相場、そもそも都会に住みたいのか、それとも若干不便でも田舎で暮らしたいのかなどですね。

どちらかの優先順位があやふやになったままだと住まいとその環境について衝突することも多くなるので、そこは2人でクリアにしておく必要があります。

次に考えたいのが、LGBTQであるという事実が2人の生活にマイナスに影響しないかということ。実際に住んでみて不便さを感じたり、LGBTQであるがゆえに不快な思いをすることもあるので、以下のポイントをしっかり押さえておきましょう。

地域の環境について

ファミリー層が多く子どもの教育機関が多く点在している場所は、LGBTQにとっては不本意ながらに居心地の悪さを感じる場合があります。

田舎過ぎないこと

田舎と都会、どちらも一長一短があるのですが、LGBTQを理解できない高齢層が多い過疎地域の場合は近隣とのトラブルになることも。また田舎の場合は、ゲイ慣れしていない大家や不動産業者も多いので注意が必要です。

パートナーシップ制度があるゲイフレンドリーの都市か否か

これはゲイカップルが生活をする上で最も大切な項目です。
そもそも「パートナーシップ制度」が整備されていることは、自治体そのものが多様性について理解を示している証拠。

肩身の狭い思いをすることなく、なおかつカップルとして認めてもらえるのは2人にとっても大きなメリットと言えるでしょう。

アライの大家や不動産屋が多く、なおかつ「パートナーシップ証明書」があれば契約者とそのパートナーであることを証明できるので、例えば2人で入居をする場合にも有利になります。

上記は最低限頭に入れておくべき事項です。
特にゲイフレンドリーの街であるか否かは、街の規模以上に大切な要素になっています。

ゲイカップルが安心して住める街

どこに住んでも、実りのある生活ができるか否かは当事者次第ですが、そこに住んでいる人々がどんな意識を持って生活しているのか、そして街や社会が多様性を受け入れる姿勢が出来ているのかはくどいようですが大変重要な項目です。

ここではそれらを考慮にして、どの街がゲイカップルにとって住みやすいのかをみていきたいと思います。

千葉市

全国にLGBTQにフレンドリーな街作りの輪が広がっていますが、特に当事者からも安心の声が大きいのが千葉県千葉市です。

その理由としては

  • 東京にアクセスしやすく、都会でありながら自然と触れられる環境の良さ
  • 生きづらいと感じる層に寄り添った街作りをしており、パートナーシップ宣誓も可能
  • パートナーシップ制度の利用を同性に制限していないため、パートナーシップ=同性愛者であるというカミングアウトにつながりにくい

世田谷区

2015年に渋谷区とともに全国に先駆けてパートナーシップ制度を導入。
いわゆる「世田谷型」と言われる要綱タイプになります。

法律に準じる条項タイプの渋谷区以上に利用者が多い理由についてですが、

  • 条項ではない、いわゆるルールとしての位置づけなので、パートナーシップを申込む段階の煩雑なステップがなく無料で申込が可能
  • 渋谷区同様に多様化に対しての見える化をいち早く実現した自治体であり、区職員、区民の理解も高いと考えられる
  • 東京23区内でも治安がよく、交通の便もいい
  • 等々力渓谷など東京とは思えない自然が残っている

大阪市

大阪市は平成30年にパートナーシップを導入していますが、現在は「大阪市ファミリーシップ制度」と名前を変更。関西きっての大都市ですが、中には制度を利用するために関東などから引っ越しをするカップルもいるそうです。

その人気の理由については、

  • 日本で一番多い登録者数
  • 多様性を許容するような人々の寛容さ、人情の深さ
  • 東京に準ずる大都市で生活に不便がない
  • 「大阪市ファミリーシップ制度」はパートナーだけでなく、その親(または子ども)を家族として公に証明することも可能

今回は3つの都市を厳選して紹介しました。
生活する上での差別や居心地の悪さを極力排除する目的でパートナーシップ制度がある都市を選んでみました。

現在もパートナーシップは全国の自治体に広がっており、その自治体ならではの工夫や効力にも違いがあるので、まずはそれぞれの取り組みを正しく理解することから始めましょう。

まとめ

ゲイカップルと一言でいっても遠距離で愛を育むカップルもいれば、お互いの家を行き来したり、同棲したりなどその愛の形はそれぞれ異なります。

保守的な日本でもLGBTQに対する理解や関心が深まれば深まるほど、社会という受け皿も時代に呼応して広がっていくものです。

今回の記事ではいかにQOLを高めながら2人が生活できるのか、どんな場所が住みやすいのかにスポットライトを当ててみました。今後2人で引っ越しや同棲を考えている方は是非、今回の記事を参考にして頂ければ幸いです。

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この記事を書いた人

橋本ウサ太郎

橋本ウサ太郎
新宿二丁目の元バーマネジャー、海外放浪の末、年下スペイン人男性と同性婚。
スペインの田舎町で悶々とした日々を送りながら平和に暮らすゲイ。
アメリカでの代理母出産により二人パパになる予定の三十路ライター。
好きな言葉は、「ペンは剣よりも強し」。

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