ゲイが出会う方法と注意点をまとめて一挙紹介!
マッチングアプリや出会いサイトに結婚相談所まで?

  • 2019.10.25
  • 2023.07.26

恋愛・結婚

人は誰しも出会えなければ、恋愛は起こり得ません。
男女で愛し合う異性愛者であろうと、男性同士・女性同士で愛し合うゲイ・レズビアンなど同性愛者であろうと、そこに違いは一切ありません。

しかしながら、その恋愛へ繋がるための「出会い」という点において、同性愛者は非常に厳しい現実が待っていると言わざるを得ません。男女の出会いと比較してみればわかりますが、「出会いの数」と「出会える可能性」という2点において、同性での出会いは大きな異なってしまうのです。

男女の出会いであれば、小さい頃から社会に出るまでの至る所に存在します。
学生の頃であれば、同級生・先輩後輩・友人の紹介などがあり、社会に出てからも仕事の同僚、先輩後輩、取引先の人など出会う可能性は多くあります。

もちろん、これらだけでなく、数々のイベントなどを通し、人目を気にすることもなく出会いを探す事ができます。

その一方で、ゲイなど同性愛者の場合、そもそもカミングアウトをしておらずオープンにしていないゲイの方が圧倒的多数になりますので、ゲイの当事者と出会うという事そのものが、非常に困難を極めるのです。

事実、学校でも会社でも、自分と同じゲイだという人に出会えたという人はかなり稀なはずです。
そのため、異性愛者のように日常を過ごしていても恋愛候補者に出会える可能性というのはほぼ皆無に近く、ゲイがゲイと出会うためには、意図的に何かしらの行動をして探さないとそもそも出会えないのです。

とはいえ、インターネットが発達してきたこともあって、ゲイ同士が出会う方法というのも少しずつ増えてきました。
その一方で色々なトラブルや問題点も生じてきています。

今回は、そんな「ゲイがゲイと出会うための方法」をテーマに、遊び感覚に少し近めのライトな出会いから、将来を見据えたしっかりとした真面目な出会いまで、それぞれのメリットやデメリットを交えて紹介していきたいと思います。

ゲイが出会う方法は、目的と自分の性格に合わせて選ぶべき

LGBTという言葉がこれほど一般に認知された今でも、同性愛者がカミングアウトしてそれが受け入れらる社会かどうかで考えると、まだまだそういう社会であるとは言いにくいところがあります。

やはり同性愛者同士が異性愛者のように普通の生活していて恋人候補と出会うというのは、まだまだ難しいどころか”まずあり得ない”というのが現状です。

しかしながら、先ほども述べたようにインターネットの発達により、今ではそんな同性愛者も、出会いを自ら見つけられるようになりつつあります。
ゲイ同士が出会いを求めて探すことも、ネットがなかった時代と比べれば、遥かに難易度は下がっています。

とはいえその一方で、ネットを介しての出会いなどは顔や素性など知らず相手がどんな人物か知らない事、簡単に出会える事などから、様々なトラブルも頻発しています。

ゲイなど同性愛者はただでさえ世間には隠していたり、カミングアウトしていないという事もあって、何かしらのトラブルに巻き込まれたとしても多くの人は泣き寝入りしたり黙って我慢している人も多いのが実情です。

なぜ出会いたいのかを改めて考えて行動を

ゲイの出会いは、今では多種多様なサービスが生まれています。
それこそ無料で出会えるものから、有料のサービス、企業が仲介したり人がしっかり間に入った出会いを紹介してくれるサービスまで様々なサービスが存在しています。

サービスの枠としては同性愛者と出会えるサービスとなるかもしれませんが、自分の経験値、性格、求める出会い、その目的などを改めてしっかりと考えて、どういった出会いを求めているのか、そのためにどのサービスを利用して出会いを探すかというのをしっかりと考えて選ぶようにしなければなりません。

初めて出会いを求めて活動する人で、将来の恋人と出会いたいと考えている人なのに、いきなり無料の出会いスポットに参加するといった事はなるべく避けた方が無難なのです。

今回は、そんなゲイ向けの出会いの種類について、徹底的にまとめています。
先に言っておくと、今の時代、ゲイが出会う方法は大きく分ければ2種類になります。

  • ゲイの出会いを提供するサービスを利用して出会う
  • ゲイが集まるイベントや場所・スポットに行って出会う

この2種類が主な出会う方法になります。
今回はその2つから、さらに細かくサービスや場所、イベントなど掘り下げてしっかり紹介していきます。

ゲイの出会いを提供するサービスを使って出会う

何度も書いてきたように、インターネットが発達した事で、ゲイの出会いの種類も多様化してきました。
昔と違って今ではリアルの場、ネットの場と様々存在します。

ゲイの出会いを提供するサービスを利用する場合、その利用方法は主にインターネットを使って行う事が主軸になる事が多いです。

インターネットで出会いを求める活動をする場合、パソコンやスマホひとつで利用ができます。
利用するのにカミングアウトの必要性なども無いため、気軽に利用しやすいメリットがあります。

一方、相手が本当にゲイかどうか、そのサービスがまともかどうか、利用者がきちんとしているのかなど、保証など一切ないサービスも多々あり、全て自己責任となるため注意も必要です。

ゲイ専用のマッチングアプリ

今、ゲイの出会いと言えばこれが最も人気と注目を集めているといっても過言ではありません。
後述する出会い系サイトと、このマッチングアプリは非常に似てはいるのですが、目的が大きく異なる事が多いです。

  • マッチングアプリ:真面目な出会いを求めての利用が多い傾向が強い
  • 出会い系サイト:遊び目的や楽しさを求めての利用が多い傾向が強い

マッチングアプリはアプリにもよりますが、免許証のコピーの提出や、Facebookアカウントでの登録など、一定以上の本人確認系の認証を求められる事が多いです。

同性愛者、異性愛者ともに今、出会いを求める方は、このマッチングアプリが非常に人気が高くなりスタンダードになりつつあります。
ゲイ専門のマッチングアプリとして人気が高いところとしては、下記のアプリが挙げられます。

9monstersはゲイのマッチングアプリでは最大級の会員数を誇りますが、やや遊び目的な会員が多い傾向にあります。
逆に、AMBIRDは後発のマッチングアプリですが、真面目な出会いのみを目的としたアプリになっています。

また、多くのマッチングアプリは無料で利用できるもの、有料となるものにわかれますが、有料でも多くが月額課金制です。
出会い系サイトなどのように、メールを送るたびに○○Pt消費といったように、どんどんお金がかかるといった事は一切ないため安心して利用できます。

異性愛者も利用するマッチングアプリについて

マッチングアプリと聞くと、テレビCMなどでも放映されているような、異性愛者向けのマッチングアプリを思い出す方もいるかもしれません。

今のマッチングアプリの多くは、異性愛者向け、同性愛者向けと明確にターゲットを分けて運営されている事がほとんどです。
ですが、異性愛者向けのマッチングアプリでも、大手のアプリは、異性愛者・同性愛者に限らず様々な人が利用しているアプリもあります。

特に、中でも「マッチ・ドットコム」などは、アメリカを中心に絶大な人気を誇るアプリですが、日本でも利用者は多く、恋愛から友人まで幅広く探す事に使われるアプリとなっています。

海外発のアプリという事もあってか、同性愛者への理解度なども高く、実際に同性愛者の利用者も多くいます。
ただ、利用者数や色々な事を考えて使うのであれば、ゲイの出会いという観点で考えたらゲイ専門のアプリを使った方が無難です。

アプリの多くは登録や見るだけなら無料のものがほとんどです。
実際に使って交流したりメッセージを送る段階から有料といったパターンが多いです。

自分に合うか合わないかなどを確かめるだけなら無料で行えますので、まずは一度利用してみて試してみましょう。

ゲイの結婚相談所・パートナー紹介サービス

異性愛者には結婚という一種のゴールがありますが、同性愛者には結婚という制度は存在しません。
ですが、そんな異性愛者が結婚相手を探すように、同性愛者にも「将来ずっと付き合うパートナー探しが出来る場」として作られたサービスです。

手前味噌にはなりますが、「リザライ」は日本で初めて、ゲイなど同性愛者向けのパートナー紹介サービスとして2015年にスタートしております。

出会い系やアプリなどの利用者で、多くの方が悩む、顔重視・年齢重視・遊び目的といったところを徹底排除し、将来一緒に生きて行くパートナー探しをお手伝いするためのお相手紹介をしています。

今の日本では同性愛者が制度としての「結婚」はできませんが、異性愛者向けの結婚相談所のようなサービスとして運営をしております。

出会い系サイトやアプリなどが、場の提供のみに徹するのと真逆で、おひとりおひとりに、専任のコンシェルジュが付いて、パートナーとの出会いを全面的にサポートします。

スマホひとつで完結できるアプリなどの手軽さはありませんが、専任コンシェルジュが実際に会って悩みをお聞きし、相談に乗って、あなたに最適なパートナー候補を毎月紹介していきます。

会員全てが真面目な相手を探しているゲイの方だけしか登録しないため、サクラや冷やかしが一切いないのも特徴です。

初めてのご利用の方には、まずはどんな会員様がいるのか、自分に合いそうな相手がいるのかをお試しできる「お相手候補シミュレーション」をご用意していますので、実際の会員3名の簡易プロフィールを見る事が可能です。

お相手候補シミュレーションを試してみる

有料のゲイ専用の出会い系サイト

ゲイが出会うとなると、今では先述したマッチングアプリを使う方が多くなってきてはいますが、一昔前までは最も代表的だったと言えます。
今でも、サイトによっては人気を集めているサイトなどもあり下記などが代表的なものになります。

  • G!!!
  • MEN'S CLUB
  • Ikemen Cafe

ただ出会い系サイトは、有名無名・大小規模を問わず数多く存在しています。
出会い系サイトは規模が大きければ大きい程に、利用者も多くなりますが、その分だけライバルも増える事になります。

逆に、あまり利用者がいないようなサイトの場合は、運営実態や利用者の質などに注意も必要です。
実際の相手がどういう人かわからないので、トラブルなどに巻き込まれる話も聞かれます。

また、出会い系サイトは今はPT制で、メールのやりとりを少しするだけで数百円かかるといった少し昔ながらの料金体系になります。
そのため、PT制などで課金させるためのサクラや成りすましの存在の可能性があり、お金を使わせようとしたりするサイトも見受けられます。

安心して使いたいという方は、マッチングアプリなどの月額で固定料金の方が、料金を気にせず安心して使えます。

異性愛者向けの出会い系サイトについて

男女が出会うための出会い系サイトなどにも、同性愛者向けのサービスをしているところなども存在します。

異性愛者向けの出会いサイトで大手の「PCMAX」や「ハッピーメール」には、同性愛者向けの掲示板なども用意されています。
ですが、掲示板という特徴からかかなり重めのヤリ目的・遊び目的が強い傾向にあります。

認知度という面でも、異性愛者が利用するサービスというイメージがあるため、ゲイ専用のサービスを使う人の方が多いのが実情です。

無料のゲイ専用の掲示板系サイト

出会いを求めるユーザーが、地域に分かれた掲示板にそれぞれ書き込んでいくタイプになります。
ほとんどが遊び目的、その場だけの体目的に多く使われています。

また、いわゆる掲示板型のサイトのため、会員登録なども必要ないサイトが多く、実際に書き込んでいる人が存在するのかなども未知数です。

「Mens Net」「CoolBoys」「Ko-Mens TV」などが有名で代表的なサイトになりますが、利用する場合は完全に自己責任で注意も必要です。
掲示板が地域毎に分けて作られているため、自分が住んでいる掲示板に書き込んだり、書き込まれているのを見て連絡を取り合って出会うという流れになります。

ゲイが集まる場所やスポットで出会う

何かのサービスなどを利用するのではなく、ゲイが集う場所・スポットをまずは紹介したいと思います。
多くの場合はサービスの利用などではないため、無料もしくは、その場所への入場や飲食などに支払う金銭のみ必要となります。

ただし、こういった場所へ行った後に起こる事は基本自己責任です。
あくまでもゲイが集まる「場」という事になり、その後に何かあってもその場やスポットでトラブルでない限りは自己責任になります。

行った経験も無く初めて行くという場合は、1人で行くには勇気がいりますしリスクもあるため、知人や友人など経験者を伴っていくのが無難です。

ゲイバー

ゲイバーは言葉そのままで、都心などを中心に増えてきているゲイが集まるバーを指します。
ただし、最近ではテレビなどの影響もあってか、ゲイバーにも大きく分けて3種類存在しています。

正式な名称というわけではないですが、多くがこう記載されているので、調べる際は参考にしてみてください。

観光バー

ゲイでない男性も女性も問わず、誰でも入れるバーです。
接客自体はゲイがするバーにはなりますが、必ずしも来店してくるのがゲイとは限りません。

観光という名前らしく、来店している顧客には異性愛者も多く、サラリーマンや女性連れの2次会などで使われたりする場合もあるほどです。

メンズオンリー

一方、このメンズオンリーは、名前からも推測できる通り、ゲイのためのバーとなるゲイバーになります。
ゲイでない方以外は入場できないなどの厳しいバーもあるくらいで、ゲイとの出会いなどを求めていく場合は、この手のバーに行く必要があります。

ミックスバー

ミックスバーと呼ばれるのは、その中間くらいに当たります。
男女とも入店できるバーで、イメージとしてはメンズオンリーと観光バーのちょうど間を取ったようなものになります。

このあたりのルールは店によって変わり、ゲイと同伴ならOKという場合もあれば、ゆるめにゲイもノンケも皆OKという場合もあり、バーのタイプによって様々です。

ゲイバーは店のマスターの嗜好や好みなどを反映して運営される事も多いため、店によってテーマや特徴が大きく変わることもありますので、個々人の性格などによって当たり外れも多い場合があります。

また、特に新宿2丁目などはゲイが集う場として有名ですが、同じようにゲイバーとしてメディアに取り上げられたりすると、異性愛者の一般客が普通の飲み屋として入ってくる事が増えてしまいます。

どういったゲイバーなのかを事前に調べたりしつつ、カミングアウトしていない、身バレはなんとしても防ぎたいという方の場合は、メンズオンリーなどのしっかりとゲイ以外集まらない場に行った方が誰かに会うといった可能性は下げられます。

発展場・ハッテン場

発展場・ハッテン場(はってんば)とは、ネット上などでは情報交換もされ一定の認知度を得ていますが、一言で言えばゲイの出会いの場のことを指します。
名前の由来としては、そこで出会い、恋愛、多くは行為へと発展していくことから、発展する場=発展場と呼ばれています。

ただし、発展場・ハッテン場といった施設があるわけではありません。
多くの場合は、どこか特定の「公園」「トイレ」「サウナ」といった、多くのゲイが集まる特定の場の事を言います。

場所としては屋外・屋内問わず存在しています。
屋内などの場合は有料の施設として、運営されている事も多く、入場料などを支払う事で出会いを求めたゲイ同士が出会える場となっています。

ただし発展場にはそれぞれの場や施設などによって暗黙のルール的なものが存在していたりする事もあるため、いきなり行くのでは無く事前にネットなどで調査してから行くように注意しましょう。

発展場が気になっている方は、全国の発展場を掲載しているサイトなども存在するため、そちらを参考にしてみましょう。

ただし、発展場の多くはどちらかというと出会いを目的とするよりも、一夜限り、体目的がほとんどになります。
真面目な出会いや、恋人探しで行って、嫌な目にあったりそんなつもりじゃなかった…とならないために、事前調査は怠らないように注意しましょう。

サウナ・銭湯はくれぐれも注意を

サウナや銭湯は、この発展場としても挙げられる施設の1つです。
ですが、このサウナや銭湯の場合、その地域などで独自のルールとして自分がハッテン目的であるという事を知らせるルールが存在する事があります。

その代表的なものの1つが「キーを左足首に付ける」です。
これによって、自分がゲイであり、かつ、ハッテン目的だという事を周りのゲイに知ってもらうのです。

しかしながら、あくまでもサウナや銭湯はゲイだけの施設ではありません。
ただ異性愛者の男性が、たまたま左足首にキーを付けていたという可能性も十分に考えられますので注意が必要です。

多くの場合は、ただ付けているからというだけで判断せず、そこからはアイコンタクトを送ったりして確かめるといった事も必要です。

あくまでも、ハッテン場とされているサウナや銭湯などで、左足首にロッカーのキーを付けていた場合に限って、ゲイで出会いを求めている可能性が高いという事になります。

場所などによっては、付け方や位置などでネコなのかタチなのかなどポジションを示すなどのローカルルールもあると言われています。

LGBTなどに関連した各種イベント

一昔前までは考えられませんでしたが、最近ではゲイだけでなくLGBT向けのイベントも大小問わず、様々なイベントが開催されてきています。

中でも最も有名なイベントの1つが東京にて毎年ゴールデンウィーク時期に開催される、「東京レインボープライド」です。
当サイトでも、レインボープライドの記事をまとめていますので、参考にしてみてください。

東京レインボープライドについて。歴史やイベント振り返り
東京レインボープライドという言葉を耳にしたことはありますか? LGBTという言葉が世の中に浸透し、性的少数者の …

レインボープライドへの参加者も年々増加傾向にあり、多くの芸能人なども参加するイベントとなっています。
レインボープライドはどちらかというと出会いを目的としたイベントではありませんが、LGBT向けの出会いイベントも、各地で随時開催されています。

どちらかと言えば、関東などを中心に都心での開催が多くなる傾向は強いですが、ネットだけで顔の見えないやりとりや、2人だけの閉鎖的なやりとりではなく、実際に会う場を設けられてのイベントなので、興味がある方は調べて参加してみてはいかがでしょうか。

その他、SNSなどを使った個人活動として

今やTwitter、Instagram、Facebookなどを使い個人が情報を発する時代になりました。
Facebookは基本的には本名での登録ですが、TwitterやInstagramは匿名での利用も可能で、これらを使って出会いを見つけるという方もいます。

同性愛者の場合、様々な悩みを抱いたとしても、それを打ち明けたり相談したりできる相手がいないという問題を抱えている人が多くいます。
匿名で利用できるTwitterなどで、そういった悩みを吐露したり相談に乗ってもらったりといったところから仲間を見つけていくというのもよくあります。

匿名ですし利用者が日本では圧倒的に多いため、最近ではブログ+Twitterなどで情報発信をされるゲイの方も増えてきています。
周りを気にせず、バレるリスクも少ない中で、本音で話せ、ある程度コミュニケーションを取れるというのは心の落ち着きにも繋がります。

積極的な出会いというわけではありませんが、友人を見つけたり、ある程度知り合ってから会ったりといった緩やかに進行させるのが好みな方には向いているかもしれません。

ゲイが実際に出会う時に注意すべきポイント

ゲイが出会うための方法として、色々な方法を解説してきました。
実際にこれらを活用して、出会っている人はたくさんいますが、一方でトラブルに巻き込まれたり、心に傷を抱えてしまうといった方も、残念ながらいるのも事実です。

ゲイがネットを通じて出会う時、注意しておかなければならない点はいくつかあります。
特にゲイの場合、過去に1度も恋愛経験をしてこなかったという方は思ってる以上に多いのです。

相手と出会える…と可能性を感じてしまったり、会った相手から口説かれたり言い寄られると、つい舞い上がってしまって、その背後に潜む危険性などを無視してしまいがちです。

素性をしらない相手だからこそ、冷静になって相手を見極めて慎重に進めていく必要があります。

「冷やかし」や「からかい」層に注意する

残念ながら、これはゲイなど同性愛者だけに限った話ではなく、異性愛者向けの出会いでも同様で、冷やかしやからかいというのは一定数存在します。
暇つぶしであったり、ストレス発散などのために、誰か不特定多数を不幸せにさせようという層が存在するのです。

この冷やかし・からかい層というのは、異性愛者・同性愛者に限らず存在します。
異性愛者の場合は、ゲイをからかってやろう…という思い、同性愛者であれば、自分が出会えなかった腹いせに…といった思いなどで行われる事があります。

ただ、実際にそういう場に遭遇してしまっても、それが、冷やかしだったのか、からかいだったのかの判断を付けるのは難しいのです。
相手が冷やかしでしたーと種明かしをしてくれるなら別ですが、多くは音信不通のまま連絡が取れなくなる方が多いです。

そうなると、もしかして実際に自分を見て嫌になって帰られてしまったんだろうか…といったようなショックを抱え込んでしまう可能性もあります。
冷やかしかも?と思っても、やっぱり自分が嫌だったのかも…?といった思考に陥ってしまう方もいます。

出会うために利用しているはずですから、会うなという事は言えませんが、こういった冷やかし、からかい層は多くの場に存在します。
特に無料系などは誰もが簡単に利用できるため、多く存在しやすくなります。

好みだ、一目惚れした!などのような口説き文句で、今すぐ会おうといった場合は、全てがそうとは言いませんが、そういった可能性などもあるという事を注意しておきましょう。

現在地を使ったアプリなどは身バレにも注意

これだけLGBTという単語が世間に知れ渡ってきて、理解のある方が増えたとはいえ、まだまだゲイを含めた同性愛者には偏見も多く見られます。

そういった偏見が嫌でカミングアウトせずオープンにしていない方も多くいるはずです。
一方で、ゲイが出会いを求めるという事は、自分がゲイであることを証明していることに繋がります。

マッチングアプリなどの中には、今の現在地から近くにいるゲイを探すといった機能を持つアプリも存在しています。
会うという事を考えれば、非常に便利ですが、時として諸刃の剣になりかねません。

自分の現在地をオープンにするという事は、仮に学校や仕事場などで使ってしまうと、場合によっては知人や同僚などにバレてしまう恐れがあるという事になります。

マッチングアプリなどは登録自体は誰でもでき、ゲイである証など必要ありません。

そのため、先ほどの冷やかしやからかい層などが同じアプリを使っていて、実は自分の周りでゲイがいるんじゃないか?といった冷やかし目的で使っていた場合を想像してみてください。

あなたが学校や会社などの休み時間にちょっと使ってみようと、現在地に近い相手を探したら、その冷やかし層に見つかってしまう恐れがあります。

仮にあなただとバレなかったとしても、同じ学校や会社にゲイがいるぞ!と声高にその冷やかし層に言われて、今までと変わらずに冷静に対処できるでしょうか。

現在地を使うアプリなどの利用は、こういったバレのリスクなども含めて利用を検討するようにしましょう。

サイトやアプリに写真や名前など個人情報を晒しすぎない

ネットで出会う場合、相手の事は間に第三者が介してチェックをしたりしない限りは基本的には自己申告制です。
そのため、その人が言っている名前や年齢、職業や全てが正しいかどうかはわかりません。

また、先ほどにも書いたように出会いを求めて活動するという事は、それだけ身バレというリスクも少なからず生じます。

あなたの事をゲイと知らない人でも、あなたの名前やニックネームと、職場や何かしらの情報を組み合わせた時、このアプリの登録してる人って君?と思われてしまう可能性はゼロではありません。

また、あまりに顔が鮮明に写っている写真などを登録していると、自分のことを知っている人が見たら、あれ?これって…と身バレしてしまうリスクは存在します。

出会い系サイトやマッチングアプリに使う写真などは、サイトやアプリなどによってはコピペ禁止やキャプチャ禁止措置が取られておらず、誰かに勝手にダウンロードされて、どこかに転用・悪用されてしまう恐れもゼロではありません。

今のネット社会、一度流出してしまっては止めるのはほぼ不可能です。
出会いのためですから、ある程度は相手にも情報を与えないと出会えないのはわかりますが、一度冷静になって、どこまでなら公開しても大丈夫かをしっかり考えましょう。

出会った相手に個人情報を教えすぎない

いつでもどこでも出会う機会が溢れている異性愛者とは違い、同性愛者にとって、実際に会うというのは非常に大きな意味を持ちます。
だからこそ、改めて冷静にならなければなりません。

特にサイトやアプリなどを使って、初めて相手と会うといった初心者は尚更です。
相手に嫌われないようにといった事を考えすぎて、ついつい相手の要望や要求などに答えてしまいがちです。

中でも特に多いのが「個人情報」絡みのトラブルです。
出会った相手に、自分の住んでいる場所、仕事場、電話番号など簡単に教えてはいけません。

相手に好意を寄せられたからといって、安易に情報を教えてしまうと、最悪の場合、自宅や会社で待たれたり、電話攻撃に遭ったりしかねません。

また、相手が実は詐欺を働くつもりだった場合、家族や職場にゲイであることをバラすぞ!といった脅しで、金銭要求を求められるといったトラブルも実際に起こっていると聞きます。

個人情報はあなた自身の情報だからこそ、丁寧に大切に扱わなければなりません。
会った相手が信頼できるのか、信用できるのか、しっかりと見定める必要があり、その上で大丈夫だと思った相手にだけ教えていくようにしましょう。

個人情報をしっかり扱うことは自分自身を守ることにも繋がりますので、安易に教えずしっかりと取り扱っていきましょう。

安易に性行為をしない、する場合はコンドームの着用

異性愛者も同性愛者も限らず、ネットの出会いはどちらかというと、真面目な出会いもある一方、遊び目的・体目的な出会いを探す人も多くいます。

特にゲイの場合は、最近でこそ真面目な出会いを謳うサイトやアプリ・サービスが出てきてはいますが、それでもまだまだ真面目な出会いよりもその日だけ、一夜限りなど体目的や遊び目的で探している方が圧倒的に多いです。

あなたが真面目な出会いを探すのであれば、どれだけ相手が自分の好みであろうと、相手も同じように真面目な出会いを探しているかを見定めましょう。

そうでないなら、相手がどれだけ自分の好みであっても、会ったその日に体を求められても拒否した方が無難です。
ここで関係を拒否しなければ、もしかしたら今後も…と思うかも知れませんが、それは淡い期待で儚い夢に終わります。

遊びや体目的の相手は、その目的を果たしたら次はありません。
そういった人は、逆に真面目な出会いを求める相手を面倒に思ってしまうため、連絡も取れなくなってしまう可能性の方が遥かに高いです。

また、真面目な出会いを探している同士で出会えて、そういう関係になる場がきたとしても注意点があります。
これは同性愛者に限らず異性愛者でも同じですが、必ず「コンドーム」を使用するということです。

ゲイが未だ偏見に溢れている理由の1つに「HIVウイルス」の存在があります。
事実、HIVウイルスに感染している人の割合で見ると、ゲイが多く感染していて、男性の同性愛者で7割を占めるとも言われています。

これらの原因はコンドームを使わない性行為によるものです。
コンドーム=妊娠を防ぐという意味合いのイメージが強いかもしれません。

本来は妊娠だけでなく、その他病気なども防いでくれるのがコンドームなのですが、妊娠しないためにコンドームを付けるというイメージが広まってしまったため、妊娠の可能性がない男性同士であれば、コンドームを使う必要性が無いと多くのゲイが考えてしまっています。

コンドームをせずに性行為をしてしまうことで、HIVウイルスに感染してしまうという流れがあります。
ですが、HIVウイルスはコンドームを付けていれば防ぐ事ができます。

ネットで出会う相手がどういう人かというのは会ってみなければわかりませんし、その人の言っている事が事実かどうかもわかりません。
安易に性行為はせず、また、そういった関係に発展していく事になったとしても、コンドームの着用を必ずするよう心がけましょう。

まとめ

「ゲイの出会い」について様々な方法とその注意点を解説してきました。
昔と比べれば、インターネットの発達に合わせて、ゲイの出会いの種類や質、タイプなども多様化してきたのがわかります。

都心でないとなかなかサービスの恩恵などは受けにくい面はありますが、少し前までは、ネット上でも遊び目的や体目的しか無かったゲイの出会いも今では真面目なお付き合いや恋人探し、結婚相談所まで幅広く揃っています。

自分がどういった出会いを求めているのか、しっかり考えて自分に合った最適な出会いの方法を考えましょう。
縁あって素敵な出会いに導かれる事を祈っています。

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この記事を書いた人

リザライマガジン編集部

リザライマガジン編集部
『リザライ』に協力していただいている方々で構成されたチーム。
多くが当事者で職業はライター、広告代理店、デザイナー、システムエンジニア、税理士と様々。
それぞれがこれまでに得た知識や経験をもとに「毎日をよりハッピーに」「LGBTの方の生活をより豊かに」そんな思いの詰まった記事を皆様にお届けします。

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