地方在住ゲイの出会いの可能性は?
地方でも婚活サービスは利用できるのか

  • 2022.01.11
  • 2022.01.30

恋愛・結婚

出会いの場が少ないと言われているゲイの恋愛事情ですが、居住地域によってその確率も随分異なります。
鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス、そんなゆったりスタイルで流れに身を任せるしかないのでしょうか?

さて今回は地方在住ゲイの切実なゲイの出会いのリアルについてメス入れをして行きたいと思います。

地方ゲイの出会い方は都心部と変わらない?遠距離でも出会いに積極的な理由

都心と地方を隔てるものは一体なんでしょうか。
広大な自然、給与水準に関してもそうですが、ゲイ男性にとって欠かせないアンサーは出会いの少なさかもしれませんね。

私達は色眼鏡で都会を見てしまう傾向がありますが、実際のところ地方ゲイ男性に関してもそれなりの出会いの場は確保しているようです。

しかしながらそれでもなかなか恋が実らないその原因は一体何なのか、そして地方ゲイのカジュアルな婚活サービス利用の実態についても解説していくので、肩の力を抜いて最後までお読みください。

昔より恋愛の可能性が高まった?地方ゲイの出会いの場所はココ

扉を開けたら、店内ゲイの目線が一斉に集まる。
そんな元祖出会いの場であるゲイバーを通り越し、令和モダンの出会いは一にアプリ、二にSNSだと言います。

そしてその大き過ぎる波は、確実に地方都市にも進出しているようです。

SNSやアプリの大きな存在感は地方でも健在

地方という区分を明確化するのは難しいのですが、大都市圏以外の地方自治体のことを表す言葉として今回は使用したいと思います。

この条件下で地方在住ゲイの出会いを考察すると、やはり東京、大阪のような大都市と比べると、確かに出会いの可能性はグッと低くなるのは事実。
これは昭和に平成の時代であっても同じ傾向がありました。

実際どこの場所でもゲイ男性はいるものですが、そもそも地方は人口密度が低い為、在住地域のゲイ率が低くなるのはもはや当然です。

前置きが長くなりましたが、地方に在住しているゲイであっても、勿論SNSにアプリは普及しており、10~20年前に比べるとゲイ友、彼氏探しが随分容易になったものです。

以前ならば数少ない県内のゲイバーは発展場、もしくは掲示板が主要な出会いの場だった、そんな蒼い時代もありました。しかし実際蓋を開けてみたら、老若関わらず最新のテクノロジーを駆使した出会いに積極的な点は都心在住ゲイと同様です。

それでも出会いが少ない理由を考察

私も実際東北の某県の県庁所在地に在住したことがありましたが、その当時を振り返るとアプリや掲示板は利用していたものの、まともな出会いが無かったことを思い出します。

そこでなぜに地方で出会いが少なかったのかを、自身の経験と照し合せながら考えてみたいと思います。

  1. 都心派ゲイと比べて世間体、身バレを気にする男性が多い
  2. 地方の距離感が非常に広く、同じ県でも会いにくい
  3. 在住ゲイが限られており、同じメンツの男性ばかりと出会う
  4. 都市部と比べると若者が少なく、中年~高齢層のゲイが多い

地方在住ゲイの出会いが少ない理由は主にこれらが原因だと考えられます。

アプリなりを駆使しても、まずゲイそのものの絶対数が限られていることは不利ですし、地方の場合は場所によってはかなりの過疎化が進んでいる場所もありますよね。これらは出会いの場が少なくなるメインの原因と考えられます。

またゲイである自分に蓋をしている男性や、地域コミュニティーの密度の高さがゆえに、世間体を気にし過ぎているゲイ男性が多いのも問題です。

田舎に行けば行くほど、「結婚はいつするのか?」「早く孫の顔を見せておくれ」という時代錯誤甚だしい圧力に苛まれるゲイ男性は少なくないと言います。

それに加えて都心部のように交通網が発展していないことや、同じ県であってもフットワーク軽く会いに行くには遠すぎるディスタンスが出会いを妨げている現実も無視できません。

婚活サービスへの期待と地域在住者の利用登録の現状

ゲイ同士の結婚こそ未だに合法化されてはいませんが、台湾のように同性婚可決に向けて界隈がざわつく昨今、パートナーシップを導入する地方自治体も確実に増えてきています。

そんな状況を鑑み、最近は同性愛者向きの婚活サービスが大きく注目を浴びていますが、実は地方ゲイ男性の登録者が急増しているということはあまり知られていません。

距離感、コミュニケーションを大切にする婚活サービスの適応エリア

異性愛者だけではない、ゲイ男性でも利用可能な婚活サービスが、出会いの第一選択肢であるアプリを凌ぐ人気を見せ始めて早数年が経過しています。

さて、ここでよく聞く質問について回答したいと思います。それは地方在住者でもゲイ向けの結婚相談所を利用できるかということ。

その答えは勿論YESですが、ここで一つの壁になってくるのが、地方在住者はある程度の距離的移動が必須になるという点です。

リザライに関しても、最も大切にしているのが利用登録者のプロファイルと希望に沿ったお見合い相手を継続的にお見合いとして紹介するということ。
マッチング相手を探す為に婚活サービスでは、利用者とアドバイザーやコンシェルジュのコミュニケーションが重要になり、対面式のお見合いが必須になります。

アプリやSNSはオンラインが出会いの場、一方で婚活サービスはオフラインによる出会いの斡旋になる為、利用できる場所が限られているのが難点といえるでしょうか。

それでも地方在住者の登録が増加する理由

地方在住ゲイ男性であっても、将来を見据えた、一度きりで終わらない関係を望んでいる方は、行動範囲を広げた出会いに積極的な傾向があります。

それは婚活サービス利用についても同様であり、リザライの東京、大阪オフィスに関しても、利用者は関東、東北から近畿、九州地方まで大きく広がりを見せています。

有料サービスだからこその信頼力、対面でのお見合いならではの安心感。これらは約束をすっぽかされたり、美人局などが蔓延るオンラインデーティングとは180度異なるポジティブ材料です。

また県の外部に飛びこむこと自体が、「いつもと違う顔ぶれ」のゲイ男性と知り合うキッカケになり、自身のゲイライフに新しい風を吹かす手段にもなっているのでしょう。

奥手の男性や世間体に縛られた地方在住ゲイ男性は決して少なくありませんが、出会いの不確定要素をカバーする為、最近はフットワーク軽めに婚活サービス会社を利用している男性が多くなっているのです。

まとめ

地方ゲイ男性は大都市圏の多すぎる出会いの場に馴染めないという方も少なくありません。

やさぐれた出会いをいくつもこなしても空しいだけ、それならば地方という居心地のいいドサ袋にスッポリ収まりながら、じっくりコトコトと本気の出会いを探したい、そう思う男性が出てくるのも頷けます。

東京だから出会いの場面が多くて幸せ、ハッピー!そんな単純ではない出会いの不思議。結局出会いの場所は居住場所に活動エリアは関係なく、縁というものは距離を越えて磁石のように互いを呼び合わせているのかもしれませんね。

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この記事を書いた人

橋本ウサ太郎

橋本ウサ太郎
新宿二丁目の元バーマネジャー、海外放浪の末、年下スペイン人男性と同性婚。
スペインの田舎町で悶々とした日々を送りながら平和に暮らすゲイ。
アメリカでの代理母出産により二人パパになる予定の三十路ライター。
好きな言葉は、「ペンは剣よりも強し」。

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