結婚証明書を貰える人気の国をピックアップ!
海外でLGBTQ挙式を挙げるゲイカップル急増の訳とは

  • 2020.12.24
  • 2021.01.03

恋愛・結婚

あYouTubeまたはドキュメンタリー番組の中で、最高の笑顔と祝福に包まれ結婚式を挙げている日本人ゲイカップルを見かけることがあります。

日本では同性結婚が認められていませんが、ウェディング業界は年齢性別関係なく様々な挙式プランを用意しLGBTQの人々のあらたな門出を演出。そしてゲイカップルの中には日本に留まらず海外で挙式をする方も増えてきているそうです。

今回はそんな海外での挙式を徹底クローズアップしてみました。
果たして海外挙式が人気の理由は一体何なのか、そしてどんなメリットがあるのかを考察していきたいと思います。

同性結婚ができなくても海外挙式人気が高い理由

日本で同性結婚が許可されていないから結婚式を挙げてはならないという法はありません。
もう随分前から多くのLGBTQ当事者が日本、海外で二人の愛を誓い合う為のスペシャルな挙式を挙げています。

なぜ彼らは結婚式を挙げる決断をし、そして海外にまでその選択肢を広げていくのでしょうか。

同性パートナーシップ条例が大きな転機に

まず海外挙式に注目が集まった大きな要因として、限局されるものの日本でもパートナーシップを結ぶことができるようになったことが挙げられます。

つまり今まで何となく一緒にいたパートナーたちが、これを機に渋谷や世田谷などの同性パートナーシップを利用することで、互いの将来に責任を持てるきっかけになりました。

同性パートナーシップは海外ではシビルユニオンとも呼ばれ、いわゆる結婚とほぼ同等の権利を得られる関係のことを指します。

同性結婚が許可、または寛容な国の例をそのまま日本に当てはめることはできませんが、このパートナーシップを利用することは新しい二人の生活が始まるということを意味しているのです。

それを記念に挙式を挙げるカップルはやはり少なくなく、国内はもとよりゲイフレンドリーな海外での挙式という選択肢を選ぶカップルは非常に多くなっています。

メディアの影響力

私達の生活を取り巻くメディア媒体はポジティブにもネガティブにも大きな影響を与えますが、海外での同性結婚が特集されることも多々あり、それが知らず知らずの内に海外挙式へのイメージや興味を膨らますきっかけになることもあるようです。

日本でも最近は仏閣神社、教会やテーマパークで性別に捕らわれない挙式を売りにしているところがあります。

挙式は人生に一度あるかないかの大きな分岐点。だからこそテレビ、映画もしくは雑誌で見たあの光景を自分達も体験してみたいと思っても何ら不自然ではありませんね。

海外提携、現地ウェディング業者のマーケティング戦略

国内ウェディング業者であっても海外業者と太いパイプがあるところも少なくありません。

また海外のウィディング業者も日本人、そしてLGBTQ産業の可能性の大きさに注目を置いていることは明白であり、日本人オーガナイザー、マーケティング担当が積極的にサービスを充実させています。

つまり海外挙式であっても日本語で意思疎通ができ、そしてうるさい注文も言いやすい。日本人ならではの感覚、好みもワガママに伝えられるそんなフットワークの軽いコミュニケーションが取れるようになったこと、それがゲイの海外挙式が支持された要因の一つといえるでしょう。

また同性結婚合法国を回る新婚旅行、ゲイのヌーディストビーチ、プライドパレードなどのオプションの充実性も海外挙式人気に火を付けることになりました。

このようにゲイカップルの海外挙式の人気に繋がる要因はいくつか挙げられますが、基本的に同性、異性愛者のカップル関係なく、「結婚式は盛大に行いたい!」、「最高の思い出にしたい!」そんな共通の認識が根底にあることはもはや言うまでもありません。

結婚証明書を貰える!ゲイカップルに人気の国はここ!

くどいようですが日本では同性結婚が非合法ですが、結婚した事実を他国で認めてもらうことが可能ということは意外に知られていません。
ここではその???なカラクリについて解説していきたいと思うので、二人の挙式に対する決心が固まった方はぜひ参考にしてみてください。

結婚証明書が貰える国

結婚式を海外で挙げると同時にその国、そして日本でも有効な結婚証明書を発行してもらえる場合があります。
つまり「結婚式を挙げた国」で許可された証明書が発行され、それはゲイカップルにも適応されるというわけですね。(同性結婚が合法の国に限りますが……)

LGBTQの方々はご存知の方が多いと思いますが、カナダそしてアメリカがその最たる例。

アメリカの場合は州内で法律が異なるので挙式をする場所を下調べする必要がありますが、ネバダ州、ニューヨーク州などでは問題なくゲイカップルの挙式、結婚証明書が発行されます。

そして最も権威あるといいますか、結婚証明発行に関してのリスクが少なく、発行難易度が高くない国がカナダです。
カナダは同性婚もコモンローと呼ばれる事実婚も可能なLGBTQに優しい国の1つですが、いくつかの条件を満たすことで結婚証明書が送付されます。

結婚の際には婚姻要件具備証明書と呼ばれる、結婚していないことを証明する書類が必要になります。
この書類は大概どこの国で結婚する場合でも必要になりますが、その後に結婚許可証を申請し、書類が届いたら3か月以内に挙式をします。

結婚に関しては証人が2名必要になりますが、友人、家族以外でもウェディング会社のスタッフでもOK。結婚証明は約半年程度で発行されます。
この手続きは他国に比べても非常にシンプルなので、時間こそかかるものの、カナダ非在住者の外国人も多く結婚証明証を申請しています。

結婚証明を持つことで享受できること

果たして日本で同性結婚が許可されていないのに、わざわざ結婚証明書を海外で拾得する必要性はあるのか?という疑問がわきますが、まずゲイカップルの場合は日本でその紙は何の法的効力も持ちません。

しかし中にはこの結婚証明が「同性パートナーとの結婚の事実」を明らかにするツールとして機能する場合もあります。

例えば会社に提出をすることで、結婚祝い金が支給されたり、各種手当や休暇など、法的婚姻関係にある者と同等の扱いになるケースなどが報告されています。
(この場合は国内企業よりも、欧米諸国に本社がある外資系企業に多く見られます)

正直なところこの海外で発行された結婚証明書があることで特をすることはほぼありませんが、何より大切なのはその結婚をしたという事実を国が証明してくれたこと、それが二人の間で最も高潔で価値のあるものなのです。

まとめ

日本人ゲイカップルでも異性愛カップル同様に海外で挙式を挙げる方が急増していますが、
そこにはやはり同性パートナーシップ条例そしてLGBTQビジネスのビックチャンスが大きく起因していることがわかりました。

海外で結婚式を挙げることは必ずしもゲイカップルにとって必要なことではありませんが、それを通じて2人の生活、将来にある種の責任と覚悟が生まれるのであれば、海外挙式はいいきっかけになることでしょう。

しかし挙式はお祭りごとではなく、人生の分岐点にあたる大切なイベントです。

だからこそ「結婚証明書」を取得するべきなのか、それとも証明書のあるなしに関わらず自分達の好きな場所やスタイルで結婚式を挙げるべきなのか、をクリアにして後悔のない結婚式を挙げることが大切になってきます。

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この記事を書いた人

橋本ウサ太郎

橋本ウサ太郎
新宿二丁目の元バーマネジャー、海外放浪の末、年下スペイン人男性と同性婚。
スペインの田舎町で悶々とした日々を送りながら平和に暮らすゲイ。
アメリカでの代理母出産により二人パパになる予定の三十路ライター。
好きな言葉は、「ペンは剣よりも強し」。

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